とびちったあかいいろ
いくどぬりかさねても
このかわきみたされず
なにもかわらないまま

それでもそれでも
あのかげをみつめた

みなもからさしこむ
ひかりのようにとおくて
つかめることは
ないとしても

よわくてよわくてまだたりなくて
もかけどとどかない
こきゅうもままならずいきるりゆうが
そこにあるかぎりこがれるだろう
ゆらぐあんたんのせかいからずっと

はいよるいたみもささいなできごと
からだがたとえくだかれても
こうふくまとったおらかなけものに
むじゃきにふみにじられても

もとめてもとめてやまないもの
ふりむくまぼろしに
はやりだすしんぞうをかかえながら
いまわしいほどにゆめみてしまう
ふかいやみのそこひとみをとじた

こころとゆうものがあるのならば
そんざいをみいだされ
うごきをはじめたそのときから(くらきしんえんで
ねがうことなどああ

よわくてよわくてまだたりなくて
もかけどとどかない
こきゅうもままならぬきょうのむこうで
あのめにあえたらきれいだろう
ゆらぐあんたんのせかいよりきっと

Composição: