目を覚ませばそこは土の中
手を伸ばせば闇を這うだけ
虚しい唇に揺れる愛の残り火よ
私をこんなにした人は誰

悪い男だと知りながら
正体持つことを夢見た
あんなに尽くした私が邪魔になったのね
あれは魔がさしたというのですか

骨までしゃぶって私をいかせたねえ、あなた
嘘だと気付いた時には捨てられたのね

この世とはおさらばと
魂が叫ぶよ
愛してるって言うから危ない橋も渡った
おしゃかさまに変わって殴るよ

若い頃はそれなりに持てたわ
もう見た目を気にする年じゃない
優しい口づけに溺れた私、女だもん
だけど男は不意に手をかけた

何食わぬ顔でテレビに出ているねえ、あなた
世間は本当のことなど何も知らやしない

ゲリラ雨稲光
故郷へ返してくれ
他人を見くだした目や身なりの悪さは許す
ただ橋の持ち方だけは無理でした

この世から出ていくわ
魂が悟ったよ
ごめんねお母さん
みたらし団子が食べたい
太陽が西から出て月がそっぽを向いても
おしゃかさまみたいにはなれない
やっぱり私は男を抱くわ

Composição: