やまのかけすがあはれとなくたびに
むらのむすめはりんごをひとつもぐ
なぜなぜりんごはおもう
どうしてひとりになるのかな
でもでもりんごはつげる
ちち(とと)さまはは(かか)さまおさらばじゃ

りんごりんごりんごりんごのかなしみかごのなか
りんごりんごりんごりんごのかなしみかごのなか

あるよるをばばがろばたでいうことにゃ
ひとにかわれてりんごはあかいとさ
なぜなぜりんごはおもう
どうしてうられてゆくのかな
でもでもりんごはつげる
あに(あに)さまあね(あね)さまおさらばじゃ

りんごりんごりんごりんごのかなしみかごのなか
りんごりんごりんごりんごのかなしみかごのなか

じゅうごじごじゅうよんふんあおもりはつうえのゆききゅうこうつがる
りんごはきょうもうられていく

おいわきやまのふもとではおさるのやさぶろうやさぶらしゅをふって
かじるりんごもめにしめてきしゃはじよんからじょんからと

ながすなみだのちのいろはついにりんごをあかくしめ
つきよにほたるもさびしがりきしゃはじよんからじょんからと

りんごりんごりんごりんごのかなしみかごのなか
りんごりんごりんごりんごのかなしみかごのなか

Composição: Kenichi Suzuki / Shinji Wajima