まだこのせかいは
ぼくをかいならしたいみたいだ
のぞみどおりいいだろう
うつくしくもがくよ

たがいのすなどけい
ながめながらきすをしようよ
さよならからいちばんとおい
ばしょでまちあわせよう

じしょにあることばで
できあがったせかいをにくんだ
まんげきょうのなかで
はちがつのあるあさ

きみはぼくのまえで
はにかんではすましてみせた
このせかいのきょうかしょ
のようなえがおで

ついにときはきた
きのうまではじょうのじょうで
とばしよみでいいから
ここからがぼくだよ

けいけんとちしきと
かびのはえかったゆうきをもって
いまだかつてないすぴーどで
きみのもとへだいぶお

まどろみのなかで
なまぬるいこおらに
ここでないどこかをゆめみたよ
きょうしつのまどのそとに
でんしゃにゆられはこばれるあさに

あいしかたさえも
きみのにおいがした
あるきかたさえも
そのわらいごえがした

いつかきえてなくなる
きみのすべてを
このめにやきつけておくことは
もうけんりなんかじゃない
ぎむだとおもうんだ

うんめいだとかみらいとかって
ことばがどれだけてを
のばそうととどかない
ばしょでぼくらこいをする

とけいのはりもふたりを
よこめにみながらすすむ
そんなせかいをふたりで
いっしょういや、なんしょうでも
いきぬいていこう

Composição: Yojiro Noda