響き渡る 割れる音
モノクロのかけら
血に落ちた 歯車を 踏みつけて
笑った

取り掴んだ 右手に軋む
音が 聞こえては消えて
光を遮る 世界の象徴は
崩れ始める

流す涙さえ 持ってはいない
失くした声で 叫んだ

ねえ
あなたはいつも笑いながら
私にすべてを教えてくれた
楽しいこと 悲しいこと 私が
死なないこと

ねえ、どうして
私の時間は止まったまま
理解できない 胸に突き刺さる
苦しい何か

叶うはずのない幻想だと
そう信じていた

ねえ
あなたはあの日 笑いながら
優しく私を抱きしめてくれた
血の乾かない この体でさえも
暖かさを感じてた

だけど 気付いた頃にはもう
あなたは時計のよう
世界が止まってしまえばいいと
そう願った

知っていたよ 本当は知ってた
止められはしない

ねえ
あなたがいつか 笑いながら
教えてくれたこと思い出した
楽しいこと 悲しいこと 私が
生きているということを

今私はね とても幸せ
流れ落ちた これが涙ならば
この空の向こうでまた あなたに
会える気がして

Composição: