きょうまでのきおくのぜんぶを
けしてしまうときまでねむれない
あしたからいきていくじぶんの
みがわりがほしくてたまらない

だいじょうぶといわせてあとから
きみのせいにさせてはくれないか
いまさらいみないからあとから
きみのせいにさせてはくれないか

できないやくそくを

とうとうとあふれるひとことひとことばかりに
のうをうばわれるくらい
いみをなせないなにもできない
みえないにげたいとびたいそらせない

だからしずめしずめ
はいあがれないほどまで
あきるまでおとせおとせ
すくいたらすときまで

うそあじのつぶつぶをのどから
しめだしたひめいごとかみくだく
えがおがへたなばっかでしったような
くちぶりにそってやりすごす

なりたくなかった

きょうやくだつねむたいねむたいりそうで
すくわれることをまつ
いちばんめはいのくちでいう
ちからつよくかたくいたくかみしめて

しんでしまえしまえ
このさきもかこもしらず
きらいならこわせこわせ
どうせならかがいしゃになればいい

たべきれないいらだちも
なにもうまないかなしみも
あじけなくてはきだすまえに
もうもうつぎをうたえ

しずめしずめ
おとせおとせ

どうせならおどりおどれ
はいいろになりきるまえに
うちならせかわれかわれ
ねむりおちるときまで

どうせならうばえうばえ
かいならしたうそあばいて
にえたぎるあたまによぎった
きょぞうをみていた

じぶんをみていた

Composição: nulut