つきがきれいなよるに
もりのなかでただひとり
このせかいからたびだつまえに
これまでのひびをうかべる

ゆうふくじゃないくらし それでも
いつだってそばにははの
やさしさぼくのえがくえを
だいすきだといてくれたひと

ふたりいきるためにゆめをすててはたらいて
それでもおとずれるわかれ
そんなときにきみにであい
こいにおちた
あいをしった

しあわせだとおもえたのにどうして
たいせつなものばかりが
きえてく きえてく
このせかいと
さよならしよう

あいにいくよいますぐそこへ
きみがいるところまで
あいしてるごめんね
そのとききみのこえがきこえた

そうやってじぶんですべてを
おわりにしてしまえばもう
だれにもあえないんだよずっと
まんげつのよるに

おわらせることが
できずじめんにおちたぼくにとつぜん
つきがはなしかけてきた
そしてふしぎなちからをくれた
えがいたものにいのちをわけあえるちから
かれかけたくさきもいきをふきかえす
ぼくののこりのじかんとひきかえに

えがいていくこのいのちをもとに
すこしずつわけあていく
いきるいみができたんだ
そんなときあなたとであった
おなじようにかなしみのなかでいきているひと

みずからたびだとうとしたぼくをおこってくれたひと
いつのまにかひかれていった
だけどあなたにはあいするひとがいる
あなたをうらぎったひどいひと
それでもあなたがあいしてしまうひと
そんなかれのいのちがいまきえかけている

なきながらかれのなまえを
さけぶあなたをみてきめた
いちにちだけのこした
ぼくのいのちすべてささげてえがいた
そしてかれはめをさました

ぼくがおこしたきせきに
なみだながしよろこぶあなたに
どうしてもつたえたい
ぼくのおもいをさいごにきいて
こうやていきるよろこびを
あたえてくれたあなたが
ほんとうにだいすきでした
さよなら

そしてひとり
あなたのことははのこと
きみのことおもいめをつむった
ながいながいたびのおわり
やっとまたあえたね

Composição: ayase